2017年2月17日金曜日

限月交代をきっかけとしたレジスタンスラインブレイクの可能性あり

52.63ドルにある50日移動平均への売り仕掛けが午前中に見られたものの、結局は割り込めず53.4ドルまで上昇。このしぶとい底堅さと、この1週間で急激に進んだ、OPECによる着実な減産を背景とした一年先以降の先物のバックワーデーション化はロング筋の意を強くするに十分という印象。そうは言っても足元の米原油高在庫状況下で期近がバックワーデーション化するシナリオはすぐには想定しづらく、期近の重石となり続けると想定するのが定石かと思います。
その想定の撹乱要因が限月交代。明後日から4月物が期近となり、本日の終値は53.8ドル。年初からのレジスタンスラインは53.9ドルとすぐ近くにあり、明後日の取引で一気に上抜けて年初来高値かつ節目の55ドルをつけにいく可能性は十分考えられます。このタイミングでバックワーデーション化が一気に進めば強気筋の意をさらに強くして、一年近く前のもみ合い水準かつ節目の60ドルをつけにいくシナリオも十分にありえます。

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