2016年8月11日木曜日

原油生産減による需給調整機能への期待は肩透かしなものに

OPECの臨時会合報道が上昇トレンドに拍車をかけ、今日の在庫統計で原油生産減少を反映した原油在庫減少となって100日移動平均のある45ドルレベルまで上昇すれば、とりあえず先週からの上昇一服となるのが、買い方向のメインシナリオでしたが、予想に反して原油在庫増加となったことから大幅下落。さらに原油生産の減少度合いも小さくなっており、先週にわかに期待が高まった、40ドル割れでの生産量減少という需給調整機能に早くも疑念が湧いてきた状況です。
サウジがアジア向けに原油のプレミアムを引き下げる等、OPECの臨時会合の実効性にそもそも疑念がある中で他に買い材料は乏しく、再び40ドル割れを伺う展開を予想します。

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