2016年4月28日木曜日

予想通り45ドル到達

予想通り45ドルに到達。その後の弱気な在庫統計もむしろ絶好の買い場とばかりに打ち返して45.5ドルまで上昇するあたり、買い意欲の強さを感じさせました。
当面の目標が達成されたことから、ここからは45ドルを挟んでのもみ合いがメインシナリオですが、50ドルに迫るレベルではフォワードカーブのフラット化を契機とした買いが入る可能性があること、投機資金が商品市場に帰ってきたと言って全般に買いムードが高まっていること、さらには去年の5月から6月にかけては60ドルで推移していたことが季節的にそろそろ意識されだす可能性があることから、買いから入る回転売買をしていく相場かと思います。

2016年4月26日火曜日

弱気筋に囃されるも窓埋め程度にとどまる

限月交代による窓埋めが3日かかってようやく完了。いつもは大して注目されない在庫統計のアナリスト予想が弱気であることや、聞いたことない会社がクッシング在庫の増加予想を出したこと等が取り沙汰され、一旦大きく下げさせてマーケットのボラティリティを高めたい人達がわざと騒いでいる印象がありましたが、結果的には窓埋め程度の下げに止まり、目論見失敗という感じ。
引き続き45ドルをつけに行く見通し変わらずです。

2016年4月22日金曜日

窓埋めマーケット

限月交代に伴う窓を埋めに行っただけのマーケット。結局微妙に埋め切らない中途半端な下げに止まり、さあここから気をとり直して45ドルをつけに行こうという感じです。
節目の45ドルということで、その後はその辺りでもみ合うという展開も考えられますが、ここまでするすると上がってきてしまった状況下、45ドルを当面の上値目処とするには若干物足りない感じがするのも事実。原油生産者のヘッジ売りが反映されている限月、例えば2018年12月限に着目すると、直近限月が2月の底値から約20ドル上昇しているにもかかわらず、2018年12月限は5ドル程度しか上昇していず、40ドル台後半で上値を抑えられている状況。直近限月が47ドルや48ドルに振れた場合にはフォワードカーブがバックワードに転じる可能性があり、需給引き締まりのサインとマーケットに認識され、一気に50ドルをつけに行く展開も考えられます。

2016年4月21日木曜日

思った以上にマーケットの買い意欲は強い

思った以上にマーケットの買い意欲は強く、ここ一週間のレジスタンスラインをあっさり上抜けて5月限の取引終了。明日からフロントとなる6月限は44ドル近辺であり、節目の45ドルをつけに行くのも時間の問題という状況です。
ここのところ話題になっているのはブレント原油の6月限と7月限がバックワーデーションになっている状況。北海油田のメンテナンスが直接の原因であり、また、その先の限月は引き続きコンタンゴなんですが、久方ぶりのバックワードは原油需給が引き締まりに転じたとの強烈なメッセージをマーケットに発しています。また、ロールオーバーの観点からもロングポジションを取りやすい状況に転じており、ゴールデンクロスと相まって引き続きマーケットは上方向、まずは45ドルを目指す展開を予想します。

2016年4月20日水曜日

レジスタンスラインの上抜けが鍵

2月半ばの底値から形成されるサポートラインが38.3近辺、この一週間で形成されたレジスタンスラインが41.3近辺にある三角保ち合いの状況下、レジスタンスライン近辺で取引終了。50日と100日のゴールデンクロスを支えに上向き見通しの中、早ければ明日の限月交代をきっかけに約1.5ドルあるコンタンゴ幅をバネにレジスタンスラインを上抜け、明日5月限が下がって限月交代で上抜けられなかったとしても、三角保ち合いの終点は今月末近辺にありますので、それまでにレジスタンスラインを上抜けて上昇していく展開を予想します。その場合、当面の上値目処は節目の45ドルです。
仮に弱気材料でサポートラインを割り込んだとしても、50日と100日移動平均がある35ドルは固いとみられますのでそこで下げ止まり、2月半ばの底値と35ドルで形成される新たなサポートラインにしたがって上昇していく展開を予想します。

2016年4月19日火曜日

サポートラインに支えられて上向き相場確認

生産量凍結合意見通しの報も一時出ていた中で交渉決裂との最終結果は明らかにマーケットサプライズ。いざ決裂となった場合にさあ、いくらまで下げるのかと注目された週明けの市場ですが、窓を開けてオープンした後、アジアの早い時間にサポートラインの37ドル半ばまで下がったもののすぐに買い戻される展開に。やはり50日移動平均と100日移動平均がゴールデンクロスを形成している状況下でさらに下げ幅拡大という状況にはなりづらく、いいタイミングでクウェートのストライキのニュースが出たので上昇してテクニカルに窓を埋めにいく形で終了しました。
やはりマーケットはテクニカル的要因から短期的には上向きで、40ドル割れ、サポートライン割れを拾っていくべき状況と思われます。

2016年4月18日月曜日

ドーハ会合はポジティブサプライズ

週末のドーハでの会合では生産量凍結を10月まで合意し、10月に再びロシアで会合を開く見通しに。
減産合意とならない限り強気材料とはならないと考えていましたが、ロシアも含めた拡大OPECともいうべき枠組みが今後も維持されるかもしれない内容となったことは明らかにポジティブサプライズ。実効性に対する疑念は実績が積み上がるまでは残り続けるので、そこにフォーカスが当たって売り込まれ、節目の40ドル、サポートラインの37ドル半ば、ゴールデンクロスの35ドル割り込み局面では買いポジションを保有する買い回転の売買が適切な状況と考えます。
上値は当面の天井となっている42ドル、抜けた場合は次は節目の45ドルということになります。
また、ロシアを核にしたカルテルという概念は容易に天然ガスにも及びますので、天然ガスに対してもサポート材料となる可能性があります。

2016年4月16日土曜日

予想通り40ドルを一旦割り込み

予想された通り生産量凍結に対する不安感から40ドルを一旦割り込む展開に。週末の会合で生産量凍結ではなく減産にまで踏み込まない限り強気材料とはならないでしょうから、週明けは凍結合意であればその実効性に対する疑念、合意しなければそのまま売り材料となって下げ幅を拡大する展開を予想します。
下値目処はサポートラインがある37ドル台前半。仮にそこを割り込んでも50日移動平均と100日移動平均がゴールデンクロスを形成しつつある35ドルは堅い印象で、その後は再び40ドルを目指す展開を予想します。

2016年4月14日木曜日

先週減った原油在庫が今週増えたことでファーストリアクションは下だったものの、その後は買い戻されて再度42ドル台に。どうしても買い上げたい人達がいるんだなー、という感じでしたが、昨日予想された通り生産量凍結に関する疑念の声が上がる中でそれ以上の上昇にはつながらず、再び41ドル台に戻しています。引き続き、中期的に30から45ドルのレンジ、短期的に40ドルを割り込む展開を予想します。

2016年4月13日水曜日

41ドル付近の200日移動平均より若干下で推移していたところでロシアのインタファクス通信が、まさかのサウジとロシアの生産量凍結合意を報道。
会合は17日じゃなかったのかー、と虚をつかれたマーケットは超えていいのか?超えちゃうぞーという感じで一気に200日移動平均を上抜けて42ドルをつけてしまいました。
非鉄金属も株も上がらず、ドルはむしろドル高へと振れている中で原油一人旅の状況でした。
ともかくこれで上値が軽くなり、次のターゲットは節目の45ドルというところですが、言わば強気材料を先食いした形になってしまい、また、減産合意を織り込んだレベルは42ドルという数字をマーケットが意識する状況となった現時点以降は、そもそも報道が真実だったのか、真実だったとしても実効性があるのかという点に注意が向けられる形となり、再び40ドル割れに向けて下落していく展開を予想します。

2016年4月12日火曜日

200日移動平均が41ドル台半ばにある中で、17日の会合への期待から40ドルは上回っても、さらに買い進まれる状況にはならず。40ドル割れで買って、40超えたら売る相場。
円が100円目指して一気に上昇し、ドル安加速ということになれば200日移動平均上値けもありうる感じだが、メインシナリオはもう少し日数かけて200日移動平均が40ドルを割り込んできたところで、何か強気のニュースをきっかけに40ドルをつけにいく過程で200日移動平均を上抜ける展開。

2016年4月10日日曜日

ここからは上値重し

原油はきりのいい40ドル手前でストップ。200日移動平均が41ドルあたりにあって、上値は重い感じ。