いいタイミングで原油在庫が減少となったことを受けて50ドルを付けに行きたい流れに拍車がかかり、49.7ドルレベルまで上昇。引っ張られたダウ平均は4月半ばからのレジスタンスラインを上抜けて上げ幅を拡大する展開となりました。
とは言ってもダウの予想PERは16.6倍と4月半ばの18,000ドルヒット時の17.2倍に近づく買われ過ぎの状態になっていることに加え、その原動力となっているシェブロン株の予想PERは今年初めの20倍から37倍にまで膨れ上がっており、いかに原油が上昇基調と言っても修正が入らないわけにはいかない状況。原油自体は50ドルを一旦付けたとしてもその後目指すべき手頃な目標は無く、おそらくその後のダウの頭打ちやそもそも軟調地合いが続いている非鉄金属市場を横目に見て修正売りが入る可能性が高いです。
米シェール企業をはじめとした資源関連企業の破綻は着実に積み上がっており、それに伴う雇用減少に起因する経済指標の悪化がいつ出てくるか、要注目の状況です。
0 件のコメント:
コメントを投稿